2019年10月2日(水)

▼恥ずかしながら、新聞は本紙以外、全国紙の2紙しか購入していない。1紙は定期購読、もう1紙は1部売りで。生活のリズムからである。かつては駅売り、ここ数年はコンビニで買い、イートインで百円コーヒーを飲みながら読む

▼消費税引き上げで1日から1部売りが10円上がった。社告が掲載されている。定期購読は軽減税率適用で値段は変わらす、適用されない1部売りは「改定」されるという。「値上げ」とは言わない。定期購読の新聞にも似たような社告が。こちらは、1部売りについても「これまで通り」

▼イートインに張り紙があった。飲食する人はレジで申し出てほしい、税率が変わるから、と。百円支払い済みのコーヒーを飲みながら、さて申告すべきかどうか。少々の罪悪感を感じながらそのまま店を出た。明日は買うときに聞こう

▼大正6年生まれの亡母は借金を嫌った。クレジットカードなどは恐ろしいものを見るような目で見た。その影響もあり、キャッシュカードを含めカードは持たないが、身近にカード破産者が数人いたからでもある。2人はパチンコで、もう1人は本当に善人だったが、金を貸してくれる人は善人という考えの持ち主だった

▼中途半端な貧乏人のせいか、商店でポイントカードを勧められ「お得ですよ」と言われると反射的に首を横に振ってしまう。足元を見られたような気がし、ズルをするような感じにとらわれる。ポイント提供者の思惑にまんまと乗せられる不快感も消えない

▼複雑な消費税率が始まった。ポイント還元もあるようだ。今度は、操るのが政府である。