AI時代の人間性を探求:第7回カルチャー・サミット・アブダビで世界の専門家が創造性、文化、政策を議論

アブダビ(アラブ首長国連邦), 2025年4月21日 /PRNewswire/ -- アブダビ文化観光局(DCT Abu Dhabi)は、2025年4月27日から29日までマナラット・アル・サディヤットで開催される第7回カルチャー・サミット・アブダビにおいて実施される主要なパネルおよびセッションの内容を発表しました。

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今年のサミットは「人類とその先のための文化(Culture for Humanity and Beyond)」というテーマのもと、文化、テクノロジー、グローバルガバナンスの交差点を探求するため、世界的な識者、政策立案者、著名なアーティスト、そして創造的なイノベーターが一堂に会します。この3日間のサミットでは、基調講演、創造的な対話、パネルディスカッション、アーティストによるトーク、さらには一連の特別ワークショップを通じて、人間の解放とヒューマニズムを共に再考するための重要な対話が促進されます。参加者たちは、持続可能な未来を共有するための共通の基盤を築くことを目指します。従来の思考様式が時代遅れとなる中で、明日を再構築するための新たな視点が生まれることとなります。

DCT Abu Dhabi会長のMohamed Khalifa Al Mubarak閣下は、次のように述べました。「DCT Abu Dhabi は、第7回カルチャー・サミット・アブダビにおいて、文化、デザイン、テクノロジーなど多岐にわたる国内外のパートナーを再び迎えられることを誇りに思います。私たちはこれまでに積み重ねてきた成果をもとに、文化がいかに前向きな変化をもたらすことができるかを引き続き模索してまいります。サディヤット文化地区という舞台の中で、私たちは『人類とその先のための文化』というテーマを掲げ、前例のないテクノロジーの変革期における創造的・芸術的な取り組みの力について、新たな視点を追求しています。」

DCT Abu Dhabi文化部門のエグゼクティブディレクターであるRita Aoun氏は、次のように述べています。「カルチャー・サミット・アブダビは、文化的リーダー、政策立案者、そして創造的なビジョナリーたちを結集し、文化政策および創造産業の未来を形成する重要な議論を交わす場となっています。『人類とその先のための文化』というテーマは、文化を保存・振興するだけでなく、その力を積極的に活用して進歩を促し、相互理解を深め、未来に向けた新たな可能性を創出するという、DCT文化部門の使命を体現しています。文化・創造分野における活気あるエコシステムの構築という我々の役割の一環として、対話を行動へとつなげるプラットフォームを創出し、文化交流を強化するとともに、この地域および世界における持続可能な成長を支援することに尽力しています。」

カルチャー・サミット・アブダビでは、3日間を通じて多彩なセッションが展開されます。

これには、作家で元Google X最高業務責任者のMo Gawdat氏、哲学者・学者のSusan Buck-Morss氏、Max Planck Institute for Human Development機械学習部門ディレクターのIyad Rahwan教授、Framestore会長のSir William Sargent氏、MoMA館長のGlenn D. Lowry氏、そしてZeitz MOCAAエグゼクティブ・ディレクター兼チーフ・キュレーターのKoyo Kouoh氏による基調講演が含まれます。

さらに、優れた受賞歴を持つクリエイターたちによる洞察に満ちた対話「クリエイティブ・カンバセーション」も開催されます。登壇者には、デザイナーのThomas Heatherwick氏、衣装デザイナーのColleen Atwood氏、ビジュアルアーティストのRefik Anadol氏およびRalph Nauta氏、ビジュアルアーティストのAyoung Kim氏が名を連ねます。また、慈善家Maja Hoffmann氏と建築家Hashim Sarkis氏による対談や、映画監督Sir John Akomfrah氏と作家・監督のAwan Amkpa氏、デザイナーのThebe Magugu氏、建築家のMariam Issoufou氏との対話も予定されています。

創造性およびデジタル世界に対するAIの影響力の拡大について議論する一連のセッションには、次のようなテーマが含まれます。「AI革命:機械の時代における創造性の再定義」、「クリエイティブ産業におけるAIの台頭」、「政府はクリエイティブ産業への補償のためにAIを規制すべきか?」、「映画におけるAIの両刃の剣」、「所有権のジレンマ:デジタル優先の世界で音楽をどう守るか」、「未来への共鳴:音楽、AI、そして学び」、「アバターによる伝達:口承からデジタル知識へ」。

また、参加者は文化を善の力として捉えるセッションにも期待できます。取り上げられるテーマには、「グリーンへの転換:文化的リーダーが地球のために行動を起こすとどうなるか」、「公共財としての文化:政策から実践へ」、そして「動き続ける地平線。文化的予見。惑星への愛。世界の共有。」が含まれます。

初日には、「文化のギャップを埋める:グローバルガバナンス形成における文化の役割」と題したパネルディスカッションが開催され、その日のサブテーマである「文化的風景の再構築(Reshaping the cultural landscape)」を反映した内容となります。このパネルには、ニュージーランド元首相のジェニー・シップリー氏、スロバキア元首相のイヴェタ・ラジチョヴァー氏、モーリシャス元大統領のカッサム・ウティーム氏が登壇します。このパネルでは、文化を多国間プロセスに組み込む重要性や、文化的側面を国連関連の枠組みに統合するための戦略について議論されます。これは、MONDIACULT 2025をはじめとする主要な文化関連イベントを見据えた内容となります。

昨年のカルチャー・サミットで開催された第1回MONDIACULT閣僚級対話の成功を受け、今年のサミットでは第2回「MONDIACULT閣僚級対話 | デジタル時代における人間性の文化」が開催されます。この対話は2部構成で行われ、前半は人工知能が文化と人間の創造性に与える影響、後半は持続可能な未来に向けた文化と平和の関係をテーマに、世界各国から10名以上の文化大臣が集い議論を交わします。サミットにおけるもう一つの重要な文化政策セッションとして、「UNESCO文化芸術教育枠組の目的を推進する(Advancing the Objectives of the UNESCO Framework for Culture and Arts Education)」と題したパネルディスカッションが開催されます。このセッションは、その日のサブテーマである「人類とその先のための文化を再定義するための新たな枠組み(New frames to redefine Culture for Humanity and Beyond)」に焦点を当てています。このパネルは、昨年2月13日から15日にかけてDCT Abu DhabiとUNESCOが共催した国際会議「世界文化芸術教育会議」に続くものであり、この会議には、世界各国から190名以上の教育大臣および文化大臣が参加し、文化芸術教育のグローバルな枠組みについて議論が交わされました。

プログラムをさらに充実させるために、次のような重要なセッションも用意されています。「対談:ジャズ、人間性、そしてその先へ」では、革新的なジャズミュージシャンでUNESCO親善大使のHerbie Hancock氏と、ジャズ愛好家でジャーナリスト、Financial TimesのCEOであるJohn Ridding氏が登壇します。また、「混乱の時代における創造的表現」では、The National編集長のMina Al-Oraibi氏がモデレーターを務め、Dubai Opera代表のPaolo Petrocelli氏や、受賞歴を持つデザイナーのLama Hourani氏などが登壇します。さらに、UAE文化省と共催のパネルディスカッション「廃墟から再生へ:遺産再生の新時代」も実施されます。また、参加者は「クリエイティブ・トーク」と題された特別シリーズにおいて、著名なアーティストたちの創造的な実践を知る機会を得ることができます。登壇予定の主な人物には、建築家のWael Al Awar氏、建築家のAbdalla Almulla氏、詩人・アーティストのAlia AlShamsi氏、デザイナーのOmar Al Gurg氏、アーティストのLawrence Abu Hamdan氏、作家のYolanda Castaño氏、作家のAndrea Cote氏などが含まれます。

同イベントのグローバルパートナーには、UNESCO、The Economist Impact、The Design Museum、Google、Solomon R. Guggenheim Museum and Foundation、そしてRecording Academyが名を連ねています。その他のパートナーには、Image Nation Abu Dhabi、International Federation of Arts Councils and Culture Agencies(IFACCA)、Cultural Foundation、The National、Club de Madrid、Abrahamic Family House、Louvre Abu Dhabi、Berklee Abu Dhabi、Anwar Gargash Diplomatic Academy(AGDA)、Institut Français(Institut Français)、Institut du Monde Arabe、Arab Gulf States Institute in Washington、Natural History Museum Abu Dhabi、TeamLab、Maktaba、House of Artisans、そしてHerbie Hancock Jazz Instituteが含まれます。

複数の主要パートナーが、今後開催されるサミットに対する見解を表明しました。 

UNESCO文化担当事務次長のErnesto Ottone R氏は、次のように述べました。「遺産から創造性に至るまで、文化は時を超えて私たちをつなぐ人間性の表現です。今年のテーマは、テクノロジーがこの古くからの関係性をいかに変容させたかを問い直すものです。UNESCOは、持続可能で人間中心の未来に向けて、文化の力を活用するよう参加者に呼びかけています。」 

ロンドンのDesign Museum館長兼CEOのTim Marlow氏は、次のように述べました。「Design Museumはカルチャー・サミットに参加できることを大変光栄に思っており、今年は『人間を超えた未来のデザイン』を見据えた一連のトークやディスカッションを開催する予定です。」

Google EMEA/APAC生成AIソリューションアーキテクチャ部門ディレクターのNacho Floristan氏は、次のように述べています。「カルチャー・サミット2025に参加できることを嬉しく思います。生成AIが社会をどのように変革し、今後私たちが文化を発見し、活用し、創造していくかについて考察する機会になると確信しています。」

Recording Academy CEOのHarvey Mason Jr.氏は、次のように述べました。「文化には、人々を結びつけ、鼓舞し、人類を前進させる力があります。カルチャー・サミット2025では、音楽とクリエイティビティがどのように私たちの未来を形作るのか、声を増幅させ、イノベーションを促進し、国境や世代を超えて人々をつなぐのかについて探求できることを楽しみにしています。

Recording Academy会長のPanos A. Panay氏は、次のように述べています。「カルチャー・サミット2025に集う私たちは、文化と人間性が前例のない技術的変革と交差する、非常に興味深い局面に立っています。音楽や芸術が従来の枠を超えて進化し、未来を形づくる力強い触媒となる一方で、急速に変化する世界の中で私たちが人間であることの本質とのつながりをさらに深めていることに、大きな期待を寄せています。」

Solomon R. Guggenheim Museum and Foundation館長兼CEOであるMariët Westermann博士は、次のように述べました。「グッゲンハイムは常に未来のインキュベーターとして、アーティストにプラットフォームを提供し、その時代における重要な問いを探る対話の触媒となってきました。今回もカルチャー・サミット・アブダビに再び参加できることを大変嬉しく思います。今回は、芸術、AI、そしてその他の生成技術が文化表現と創作の新たな領域をどのように切り拓いているのかに、創造的な想像力を集中させてまいります。」

The Economist副編集長のKenneth Cukier氏は、次のように述べています。「AIが世界を席巻する今、文化を称揚することは極めて重要です。それは、私たちの人間的価値観と共有された運命の表現だからです。Economist Impactは、カルチャー・サミット・アブダビの一部のプログラムを担当できることを光栄に思います。物語の力が、進歩と目的のために私たちのアイデンティティを形づくることを祝福したいと思います。」

カルチャー・サミット・アブダビは、文化およびクリエイティブ産業の国際的リーダーが集い、文化が世界中の社会やコミュニティをどのように変革できるかを探求する年次グローバルフォーラムです。このフォーラムは、DCT Abu Dhabiがアブダビの豊かな文化遺産を保存・保護・促進することに対する取り組みを反映するとともに、創造性とイノベーションを促進し、より包括的で持続可能なグローバル文化の未来を築くことを目指しています。

アブダビ文化観光局および観光地に関する詳細は、dct.gov.aeおよびabudhabiculture.ae をご覧ください。

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