消費財博覧会、グローバルブランドにとっての中国の魅力増大を浮き彫りに

 
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浜辺でのファッションショー

AsiaNet 200780 (0045)

【海口(中国)4月17日新華社=共同通信JBN 】南国の島、海南省で開かれた第5回中国国際消費財博覧会(CICPE、China International Consumer Products Expo)では、中国が世界の企業にとって極めて需要な市場としての立場にあることが改めて確認されました。

今年の博覧会には、過去最高の71の国と地域から4100を超すブランドが参加し、中国の巨大消費者市場とその進化する状況に関わりたいという国際的な意欲の高まりが反映されました。

今年の主賓国である英国からはファッション、美容用品、その他の分野にまたがる27社が参加しました。バーバリー(Burberry)やベントレー(Bentley)といったフラッグシップブランドはグリーンテクノロジーや持続可能な開発に力点を置き、最新の製品を紹介しました。

英国ビジネス貿易省のDouglas Alexander大臣は「デジタル技術、ライフサイエンス、グリーンエネルギーにおいて、近年、中国経済の中で起きている目覚ましい革新と成長を目の当たりにしました」と話しました。

同氏は、これらの分野は両国経済にとって大きなチャンスを提供していると述べ、英国の中国との経済関係深化の取り組みを強調しました。

Burberry Greater China のJosie Zhang社長は、外国企業が現地のパートナーとの連携を促進する上でのこの博覧会の価値を指摘しました。同氏は書面インタビューで「さまざまなステークホルダーとの協力を深めることにより、私たちは新たな市場機会を開拓し、互いの成長を目指しています」と述べました。

スロバキアもまた、初のナショナルパビリオンで注目すべきデビューを果たしました。スロバキアのブランドであるTruscadaのAndrea Jancekova最高経営責任者(CEO)は、博覧会の世界的な広がりを称賛し、「世界中の人たちとも良好なつながりを得ることができます」と話しました。

スロバキアのデニサ・サコバー(Denisa Sakova)副首相は、両国間の貿易関係の拡大を強調し、「中国は、欧州連合(EU)域外におけるわが国の最も重要な貿易相手国の一つです。貿易量の拡大は、両国の経済関係の力強さと活力の証しです」と語りました。

新規出展企業の一つとして、高級和牛で知られる日本の江田畜産株式会社(Eda Livestock Co., Ltd.)がありました。CICPEに初めて参加した同社の田中伶取締役最高執行責任者(COO)は「当社は中国市場への戦略的エントリーポイントとして、海南に貿易会社を設立する予定です」と述べました。

今年の博覧会には世界トップクラスのラグジュアリーブランドも多数集まりました。リシュモン(Richemont)のTimeValleeは単独出展者としてデビューし、LVMHとケリング・グループ(Kering Group)のブランドは華やかに登場し、中国の高級品消費分野の成長への自信を映していました。

高級免税店DFS ChinaのNancy Liu社長は「中国の高級品消費者は、多くの外国市場の消費者よりもはるかに若く、これは私たちにとって大きなチャンスです」と語りました。同社はこうした新たな消費者たちの期待に応じるため、顧客のニーズや要望に合わせたサービスを導入しました。

高級品のほかにも、自動車やテクノロジーといった分野は、中国を単なる販売拠点から、リサーチやイノベーションのハブへと変えつつあります。

第5回中国国際消費財博覧会の共催者として海南省国際経済開発局(Hainan Provincial Bureau of International Economic Development)は、中国の技術革新の勢いの中で、今年の博覧会は初めて人工知能と低空経済向けの専用ゾーンを導入し、世界の大手テクノロジー企業による最先端の技術と製品を紹介したと述べています。

Volkswagen Group ChinaのSu Bahong副社長は「2020年以来、Volkswagenは中国に100億ユーロ以上を投資してきました。特に2023年には、ドイツ国外では最大規模となる研究開発センターを中国に設立しました。このことは中国が世界の技術革新のハブとなりつつある傾向を示しています」と語りました。

ソース:The Hainan Provincial Bureau of International Economic Development


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